2010年04月29日
三尾神社:湖西の遺跡その1
数回にわたって、湖西の遺跡、特に安曇川河口付近/三尾野周辺の遺跡を掲載します。
私の問題意識の中心には、オホド(彦太命、継体天皇)、コシ(越)勢力、畿内勢力の相関の解明がありますので、いきおい、オホドが産まれたとされるこの地では、オホドにまつわる遺跡が中心になります。
まずは、この写真をご覧下さい。

上の写真は「もたれ石」、または「安産もたれ石」と呼ばれている高さ1mほどの石です。
高島市にある三尾(みお)神社旧跡に立っています。
この三尾神社は今は失われ、直線距離で300mほど東の田中神社の摂社となっているそうです。(確認がとれていません)
伝承では、オホドの母フリヒメがこの神社を産屋とし、この石にもたれてオホドを出産したといいます。
その物語が、のちに安産石という信仰の源になったのでしょう。
ただ、写真を見ていただければ一目瞭然、これは男根石以外の何ものにも見えません。
おそらくは、ちょうど金精様(こんせいさま)のようにもとは子授けの神であり、そのエネルギーの霊験を期待する石であったものが、オホドの伝承と合体して安産神へと移行したのではないでしょうか。
それがいつ頃のことなのか、よほど古い時代なのか、それとも明治日本の皇国史観(オホドの復権)が契機になったのか、わかるならばぜひ知りたい所です。

伝承によれば、フリヒメは三つ子を出産しました。
それもあって、この石は、過去数多くの良男良女の手によって撫でさすられ、子授けや安産をもたらしたことでしょう。
囲いの中に入ることができます。

私の問題意識の中心には、オホド(彦太命、継体天皇)、コシ(越)勢力、畿内勢力の相関の解明がありますので、いきおい、オホドが産まれたとされるこの地では、オホドにまつわる遺跡が中心になります。
まずは、この写真をご覧下さい。
上の写真は「もたれ石」、または「安産もたれ石」と呼ばれている高さ1mほどの石です。
高島市にある三尾(みお)神社旧跡に立っています。
この三尾神社は今は失われ、直線距離で300mほど東の田中神社の摂社となっているそうです。(確認がとれていません)
伝承では、オホドの母フリヒメがこの神社を産屋とし、この石にもたれてオホドを出産したといいます。
その物語が、のちに安産石という信仰の源になったのでしょう。
ただ、写真を見ていただければ一目瞭然、これは男根石以外の何ものにも見えません。
おそらくは、ちょうど金精様(こんせいさま)のようにもとは子授けの神であり、そのエネルギーの霊験を期待する石であったものが、オホドの伝承と合体して安産神へと移行したのではないでしょうか。
それがいつ頃のことなのか、よほど古い時代なのか、それとも明治日本の皇国史観(オホドの復権)が契機になったのか、わかるならばぜひ知りたい所です。
伝承によれば、フリヒメは三つ子を出産しました。
それもあって、この石は、過去数多くの良男良女の手によって撫でさすられ、子授けや安産をもたらしたことでしょう。
囲いの中に入ることができます。
Posted by gadogadojp at 22:00│Comments(0)
│神社/仏閣