2007年07月15日
ムサフィールは砂漠の匂いただよう大道芸楽団
ムサフィール音楽舞踏団の踊り子さん
公演後、ロビーでお客に笑顔をふりまいてくれました
(6月14日 兵庫県立芸術文化センターにて)
何の研究もしないまま、ただ永く疑問を持ち続けたテーマに
少しばかり足がかりができたように思います。
ムサフィールは砂漠の匂い漂う楽しい楽団でした。
http://www.conversation.co.jp/schedule/musafir/
西北インドの音楽と踊りと大道芸の楽団。
独特の楽器で奏でられるそのリズム。
オアシスの町でいっしょになって大騒ぎしたい。
身体をゆすりたい。
力強い詠唱。
乾いた空気と砂漠の冷気を通して聞いてみたい。
ちらしより
公演中、英語でのMC中に、「ジプシー(今日では差別語扱いされていますが、ロマと呼んでもまたニュアンスが異なる気がしますので、ここでは使うことにします)」という単語が頻繁に登場しました。
永年の疑問というのは、
アラブ・イスラム諸国、ヒンドゥー文化圏、フラメンコ、東欧のいわゆるジプシー…これらのエスニックな音楽の旋律に共通しているあのテイスト。西欧音楽の王道とは明らかに違うあの音楽。(ああ、音楽の専門的勉強をかじっておけばよかった。)
それらのルーツはどこに? という素朴な疑問です。
いえ、単純に「ジプシーが伝えた。広めた。」「インドが原点だ。」と言いたいのではなく、ジプシーの有力な起源候補のインド西北部の音楽に触れることで、何かミッシングリングがつながった気がした…それだけのことなのですが。
楽団員のみなさんもロビーでサイン会。世間の他のミュージシャンも、芸人の原点に立ち返って見習ってほしい。
Posted by gadogadojp at 11:16│Comments(0)
│音楽・舞踊