2013年08月15日
黙祷はしたが
11時台は電車に乗っていた。
正午には難波の野外喫煙所に悠々到達しているはずだったが、
電車が1分ほど遅れたために、かけこみ。
黙祷しながらライターをいじるという、なんだか非礼なわたし。
周りからは奇人変人に見られたかな。

病弱だった私の叔父は、内地で防空壕への町内避難のリーダー。
入口を封鎖する直前に爆撃にあい、扉のかわりに焼死。
民間人だから靖国神社に祀られていない。
父はマニラから士官学校に入学する為に帰国。
ほどなくその部隊は全滅。
生き残った父は靖国神社に祀られていない。
祀られた戦友たちの遺骨はほとんど帰国できていない。
幼い子たちを育てていた母は明石の軍需工場で働いていた。
ある日、その一人が高熱を出し、やむなく欠勤。
その日、その工場は空襲で焼失した。
母がもし死んでいても、靖国神社には祀られていない。
(私も生まれていないが)
靖国の御霊だけが「英霊」?
矛盾だらけだ。
「銃後の備え」の犠牲者の為の<神社>を国家は用意しない。
日本の戦争の為に亡くなった異国の犠牲者を一瞬忘れて、日本人だけに限っても、
満州で、空襲で、原爆で、沖縄のガマで亡くなった無数の民間人は、
国家が始めたいくさでむざんにも亡くなったが、
一部を除き、その賠償や遺族年金すらない。
被爆者にいたっては、長きにわたってその体験を隠さざるを得ない差別を受けて来た。
そうだ、それが戦争というもの。
その行為を行った国家は、その結果のケリ、後始末さえ満足につけられない。
沖縄も同じ。
福島も同じ。
今となっては、そのケリのつけ方は一つしか残されていないだろう。
国家をあげて不戦の誓いを改めて宣言することだ。
戦争をしない、できない国家道を貫くことだ。
そこから、「国民」のための「国家」がようやく誕生できる。
正午には難波の野外喫煙所に悠々到達しているはずだったが、
電車が1分ほど遅れたために、かけこみ。
黙祷しながらライターをいじるという、なんだか非礼なわたし。
周りからは奇人変人に見られたかな。
病弱だった私の叔父は、内地で防空壕への町内避難のリーダー。
入口を封鎖する直前に爆撃にあい、扉のかわりに焼死。
民間人だから靖国神社に祀られていない。
父はマニラから士官学校に入学する為に帰国。
ほどなくその部隊は全滅。
生き残った父は靖国神社に祀られていない。
祀られた戦友たちの遺骨はほとんど帰国できていない。
幼い子たちを育てていた母は明石の軍需工場で働いていた。
ある日、その一人が高熱を出し、やむなく欠勤。
その日、その工場は空襲で焼失した。
母がもし死んでいても、靖国神社には祀られていない。
(私も生まれていないが)
靖国の御霊だけが「英霊」?
矛盾だらけだ。
「銃後の備え」の犠牲者の為の<神社>を国家は用意しない。
日本の戦争の為に亡くなった異国の犠牲者を一瞬忘れて、日本人だけに限っても、
満州で、空襲で、原爆で、沖縄のガマで亡くなった無数の民間人は、
国家が始めたいくさでむざんにも亡くなったが、
一部を除き、その賠償や遺族年金すらない。
被爆者にいたっては、長きにわたってその体験を隠さざるを得ない差別を受けて来た。
そうだ、それが戦争というもの。
その行為を行った国家は、その結果のケリ、後始末さえ満足につけられない。
沖縄も同じ。
福島も同じ。
今となっては、そのケリのつけ方は一つしか残されていないだろう。
国家をあげて不戦の誓いを改めて宣言することだ。
戦争をしない、できない国家道を貫くことだ。
そこから、「国民」のための「国家」がようやく誕生できる。
Posted by gadogadojp at 23:45│Comments(0)
│評論・エッセイ
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